蛇口の漏水は、蛇口のなかにあるパッキンやコマがすりへったり、老朽化したためにおこります。
そのままにしておくと、わずかな漏水でもご家庭の水道料金にも影響しますので、すぐに修理するようにしましょう。
蛇口のしくみ
パッキンの交換
※パッキンやコマはお近くのホームセンター等で購入できます。
水栓のしくみ
ハンドルを左(反時計まわり)へまわすとスピンドルが上がり、こまと本体の弁座にすき間ができて水を出します。また、ハンドルを右(時計まわり)へまわすとスピンドルが下がり、こまを弁座に押しつけて水を止めます。
修理の前に
蛇口の修理の際には、器具についている止水栓か、メーターボックス内の止水栓で水が出ないようにしてから行ってください。
メーターボックス内の補助止水栓で止めるとき
止水栓(コック式)
コック式のものは、水道管に対して垂直になるように時計回り(右)に回してください。回転式バルブの場合は、時計回り(右)に回してください。
簡単な蛇口修理の手順
準備
- スパナなどの工具、交換用の新しいパッキン等を用意してください。
- パッキンやコマはお近くのホームセンター等で購入できます。
※節水コマについても、当企業団では販売してませんので、ホームセンター等で購入してください。 - 器具についている止水栓や、メーターボックス内のメーター用補助止水栓を閉めて水が出ないようにしておきます。
1. 用意するもの
スパナなどの工具、パッキンあるいはコマ(キスコマ)
2. 止水栓を右にまわして、水を止めます。
3. ハンドルを全開にし、キャップナットを回してゆるめます。
4. じゃ口の上部を(スピンドルごと)はずします。
5. ピンセットなどを使って、残ったコマを取り出します。
6. コマの先にあるナットをはずし、新しいパッキンと取り替える。コマとパッキンが一体となった「キスコマ」のときは、コマ全部を新しいものに替える。
7. 新しいコマを元のように差し込みます。
8. じゃ口の上部をはめ込みます。はまりにくいときは、2~3回左右にまわしてください。
9. ハンドルをよく閉めてから、キャップナットをしっかりと閉めます。
10. 最後に、メーターボックス内の止水栓を左にまわして開けます。
※ハンドルの下のキャップナットから水漏れしているときは、蛇口の上部を取り外し、キャップナット内のパッキンを新しいものに交換してください。
※パッキンを取り替えても水が止まらないときや、蛇口の取り付け部分から水が漏れているときは、すぐに修理をお申し込みください。